妊娠初期から出産までの流れやトラブル

妊娠5ヶ月(16~19週)


妊娠中期

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妊娠・出産用語集

妊娠・出産に関する用語をまとめています。

あ行の妊娠用語あ行の妊娠用語
か行の妊娠用語か行の妊娠用語
さ行の妊娠用語さ行の妊娠用語
た行の妊娠用語た行の妊娠用語
な行の妊娠用語な行の妊娠用語
は行の妊娠用語は行の妊娠用語
ま行の妊娠用語ま行の妊娠用語
や行の妊娠用語や行の妊娠用語
ら行の妊娠用語ら行の妊娠用語
ママの体

子宮の大きさ

大人の頭ぐらい

妊婦健診

4週に1回

体重増加の目安

2~3kg程度

ママの体

●乳腺が発達し始めて、乳房がさらに大きくなる。

●乳首から黄色っぽい乳汁のようなものが出ることがある。

●おなかのふくらみが目立ってくる。

●皮下脂肪がついて体全体がふっくらする。

●早ければ胎動を感じ始める。

●腰が痛む。

●おへその下に伸びる正中線が色素沈着して目立ってくる。

●立ちくらみしやすくなる。

●むくみで靴や指輪がきつくなることがある。

早い人は胎動を感じる

早い人は胎動を感じる
5ヶ月からは、妊娠中、心身がもっとも安定する中期に入ります。子宮は大人の頭ぐらいの大きさになり、ママは見た目にもふっくらしたおなかの妊婦さん体型になります。この頃から健診で子宮底長と腹囲を測り始めます。また、早ければ 経産婦(妊娠が2回目以降の妊婦)は17週頃から、初産婦は19~20週頃から胎動を感じ始めるようになります。赤ちゃんに関する大切な情報なので、母子健康手帳にメモしておきましょう。体重もだんだん増えてくるので、食事に注意し、体調がよいときは積極的に体を動かすようにしましょう。

日常生活での注意点

●赤ちゃんが吸いにくい形の乳首の人は、助産師さんに相談しながら、そろそろ手入れを始めましょう。
●5ヶ月の戊の日には、腹帯を巻く習慣があります。マタニティガードルでも大丈夫です。
●自治体や病院などで行われる母親学級に参加しましょう。
●マタニティスポーツが始められます。
●ウォーキングを開始しても大丈夫です。
●マタニティウエアが必要になってきます。
●体重の管理をしましょう。

この時期の楽しみ

●マタニティスイミングやマタニティビクス、マタニティヨガなどを始めることができます。
●戊の日のセレモニーどおりにはやらなくても、家族と近くの神社やお寺などへ出かけて、安産を祈願するのは楽しいものです。
●マタニティらしい服を着たい人、おなかが目立ちにくい服を着たい人、それぞれいろんな工夫をしてみましょう。
●小物なども活用して、この時期ならではのおしゃれを楽しみましょう。

パパができること

安定期に入ったとはいえ、妊娠は女性の体にたいへんな負担をかける大仕事です。これからどんどんおなかが大きくなり、大変さが増していきます。両親学級で、妊婦さんのおなかと同じ重さの袋をパパのおなかにつけて体験ができる病院も。腰痛も起きやすくなるので、マッサージなどしてあげるといいでしょう。

赤ちゃんの様子

身長

身長約24cm(19週末で)

体重約240g(19週末で)

成長

●手の爪が生え始める。

●指に指紋が現れる。

●まゆ毛が生えてくる。

●胎脂が体につき始め、皮膚がぬるぬるしてくる。

●皮下脂肪がついてくる。

●心臓の拍動が力強くなり、聴診器で心音を聴くことができる。

●ホルモンを分泌するようになる。

●女の子の卵巣の中には卵子のもとが作られる。

赤ちゃんらしい姿になり、活発に動く

妊娠5ヶ月の胎児
赤ちゃんの頭は鶏卵大になります。妊娠前のママの子宮の大きさくらいです。この頃になると、身長に対する頭の比率が少し小さくなり、全身の4分の1から3分の1程度になります。骨格と筋肉も発達し、赤ちゃんはさらに羊水の中で活発に動けるようになります。その動きを感じ始めるママも出てきます。
皮膚の色はだんだんと赤みを帯び、体型も皮下脂肪がついて、ふっくらしてきます。「 胎毛」と呼ばれる産毛も全身に生え、爪や髪の毛も生え始めるます。指しゃぶりをするなど、口に触れるものに反射的に吸いつく動きも盛んに見られます。

赤ちゃんの様子

脳の中で運動機能中枢をつかさどる前頭葉という部分が発達するため、動きが活発になり、手足も器用に動かせるようになります。親指を他の4本の指と別に動かす、将来、ものをつかむための基本になる動きもできるようになります。しゃっくりもしていて、ひくっとする胎動をママに感じさせてくれるかもしれません。
皮膚につき始める胎脂は、ベ夕べタのクリームのようなものです。羊水の中で皮膚がふやけないように、守ってくれます。自分でスキンケアもしている状態です。またこの胎脂はわきの下に多く、腕の動きをスムーズにしています。