妊娠初期から出産までの流れやトラブル

車や自転車の運転


近所への買い物に大活躍の自転車。でも、妊娠中はできれば控えたいものです。おなかが大きくなるとバランスをとりにくいし、転倒したら大変です。買い物は散歩がてら歩いて行くか、休日にパパと一緒に行きましょう。妊娠中は普段に比べて反射能力が鈍くなるので、車も自分で運転するのは、なるべく避けたほうがいいでしょう。

妊娠中の車や自転車の運転

妊娠中の車の運転について

妊娠中は普段に比べて反射能力が鈍くなるので、自分で運転するのは、基本的に避けたほうがいいでしょう。ただし、妊娠中は車の運転禁止!なんてことになったら、日常生活が成り立たない人も多いとおもいます。運転する場合は、妊娠初期・中期の体調のいいときにし、妊娠8ヶ月以降は控えるようにしてください。
妊娠中は、ホルモンの影響でふだんよりイライラしやすくなります。ささいなことで怒りを感じたり、それがいつまでもおさまらないということもあるでしょう。また、眠くなりやすい人もいます。眠いときに運転するのを避けることはもちろん、ちょっとイライラしているなと感じたら、少しの間停車をしましょう。街中なら、デパートなどに寄ってみるのもい事ですし、郊外なら道の脇に止めて付近を少し歩いてみるのもいいでしょう。

運転時間の目安やバックのコツ

妊娠中の車の運転について
原則は慣れた道、慣れた車で、運転時間の目安は長くても1時間を目安にしましょう。おなかが大きくなると、後方確認が難しくなりますが、ドアミラーとルームミラーを併用し、左右のドアミラーを必要に応じて下向きにすると、振り向かなくてもバックすることができます。おなかが大きくなり、シートの背もたれを後ろに下げるとブレーキにかかとがつかない場合は、「産後まで運転はお休みしなさい」というサインだと心得ましょう。

妊娠中のシートベルトについて

日本の道路交通法では、妊婦のシートベルト着用は条件つきで免除されています。でも万が一事故が起きたときのことを考えて着用しましょう。妊娠中はシートベルトの肩ベルトを鎖骨の中央、乳房の谷間、子宮の外側を通るように締めます。腰ベルトは大きくなった子宮より下の位置(足のつけ根に近い位置にとどめると、苦しくないでしょう。妊娠初期のころは難しくても、おなかが大きくなれば、足のつけ根に収まりやすくなります。

妊娠中の自転車の運転について

妊娠中の自転車の運転
妊娠中は反射的な行動が鈍くなる上にバランスがとりにくくなるため、接触事故を起こしやすくなります。また、微細な振動が子宮を刺激しておなかが張りやすくなることもあります。とくに妊娠初期は控えましょう。基本的に妊娠中は乗らないほうが安心ですが、どうしても自転車を使わなければならない場合は、まだ胎盤の形成が安定しない妊娠初期と、おなかが大きくなり、足元の視界が悪くなる妊娠後期は避けて、比較的体が安定している妊娠中期だけにしましょう。
自転車でいちばん怖いのは転倒することです。スピードの出しすぎや交通量の多い狭い道での走行は控えましょう。また、前かごや左右のハンドルに重い荷物をぶら下げたりするのはハンドルをとられやすくなるので禁物です。でこぼこ道も避け、歩道と車道の段差にも注意を払いましょう。

バイクの運転は絶対禁止!

注意さえすれば運転が可能な自動車にくらべて、バイクは転倒のおそれがあり、とても危険です。転倒すれば大事故にもつながりかねませんので、妊娠中は時期を問わず、バイクの運転は絶対にしないでください。