妊娠初期から出産までの流れやトラブル

入院・出産準備


入院出産の準備は予定日の1~2ヶ月前からリストを作って始めておくと、いざというときにあわてません。まず用意したいのがママの入院・出産グッズです。一つのバッグにまとめて、誰が見ても分かるようにしておくと、とりあえずママが入院して、後からパパに持ってきてもらうことができます。

入院・出産の準備品リスト

出産準備の時期

お産は、出産予定日が目安にはなります。でも、何があるのかわからないのがお産です。思ってもいない時期に始まってしまったり、切迫早産で入院してそのまま出産、ということもあり得ます。なので、入院の準備は予定日の1~2ヶ月前から始めておくと、いざというときにあわてません。

必要なものをバッグにまとめておく

出産の準備品・バック
入院に必要なものは病院によって違います。準備を始める前に、何が必要か確認してください。病院から指定されたもののほか、陣痛のときに役立つもの、産後の入院期間中に役立つものなどがあります。先輩ママなどの意見をもとに用意しておくといいでしょう。必要なものがすべてそろったら、それらをひとつにまとめて、大きめのバッグに入れます。この荷物は、夫にもわかりやすいところに置いてください。ひとりで入院する可能性が高い場合は、1個のバッグにたくさん詰め込んで重くしてしまうよりは、とりあえず入院に当初必要なものだけを小さなバッグに入れ、残りをもう1個にまとめ、入院後、夫に持ってきてもらうようにするといいでしょう。

入院・出産の準備品リスト


入院準備品リスト一覧

入院準備品
 小銭 健康保険書 診察券 母子手帳
 産褥ショーツ 腰巻き T字帯 小さなバッグ
パジャマ・ネグリジェ 腹帯・産褥ガードル 授乳用ブラジャー お産用パッド
タオル・バスタオル スリッパ・ソックス スリッパ・ソックス ガウン・カーディガン
アラーム付き時計 ティッシュペーパー コップ・食器・ナイフ 基礎化粧品
退院準備品 あると便利な準備品

 ※入院時に持っていかなくても、退院までに届けてもらいましょう。●ベビー肌着●ウエア●アフガン(おくるみ)●おむつ●お母さんの洋服

●耳栓●ヘッドホンステレオ●ペットボトルの飲み物●小さい物干し●カメラ●ビデオ●ドライシャンプー●レターセット●誕生お知らせカード

 

母子手帳 

手続きに必要な物

母子健康手帳や診察券は、健診のときにも持参するのですぐに思いつきますが、健康保険証や印鑑はつい忘れがちになってしまいます。前もって1ヶ所にまとめ、パパや家族にも分かるようにしておくとよいでしょう。分娩・入院費用は、退院する頃にパパに持ってきてもらっても大丈夫です。高額な現金を病室に置くことを禁じている病産院もあります。

母子健康手帳

出生記録や出産・産後記録をつけるために必要になります。

診察券

かかりつけの痛産院のものを携帯しときましょう。

健康保険証

入院時の診察手続きをスムーズにするために必要です。

印鑑

痛産院で書類や申請書を書くときのために必要になります。

分娩・出産費用

退院する頃にパパに持ってきてもらっても大丈夫です。

産褥ショーツ・T字帯

産褥ショーツとは、生理用ショーツのように撥水性があり、股の部分が開閉できるショーツのことをいいます。T字帯は、長い布の一方の端にひもをつけたものです。どちらも出産後、看護師さんや助産師さんが健診のときに外陰部の傷の具合を確認したり、悪露のパッドを取り替えたりしやすいためのものです。これらがあれば、寝ているときでも、わざわざショーツを脱がずに対応できます。

産褥ショーツ

着用したままナプキンの交換ができるショーツです。主に、股の部分がマジックテープで開閉できるようになっています。最低3~4枚は準備しておきましょう。

T字帯

出産直後から翌日くらいまでの、悪霧が多い時期に使用します。悪露のパッドを替えてもらいやすいです。悪露の量が減ったら、産褥ショーツに切り替えます。

ウエストニッパー

出産後に腰に巻いて、子宮が元に戻るのを助けたり、出産で広がった骨盤を整えるのに役立ちます。体型補整が日的ではないので、きついサイズのものは不適当です。病産院によっては必要ないと考えるところもあるので、事前に確認してみてください。筒状のタイプやホックでとめるものなど、タイプはいろいろです。寝たままで健診を受けるときのために、ホック式を指定する病産院もあります。

筒型

ウエスト、おなか、ヒップを適度にサポートし、骨盤を安定させます。はくだけの楽なタイプです。

調整ベルト型

下腹部やウエスト、おなかのサイズによって、ベルトで自由に調整できる便利なタイプです。

衛生用品

感染予防のために外陰部をふき取ったり、赤ちゃんにおっぱいをあげる前に乳首をふいたりする際に使う清浄綿、母乳がもれて衣服につくのを防ぐ母乳パッド、出産後の悪露の手当てに使う生理用ナプキンなどは、退院後も使うものです。1ヶ月健診までは外出もままならないので、あらかじめ準備しておくのがおすすめ。入院先で用意されている場合も多いので、確認した上で買う量を決めましょう。

清掃綿

薄めた消毒液に浸した綿です。乳首の清浄や悪露の始末、産後の性器の清潔保持などに使います。

母乳パッド

ブラジャーの内側にあて、母乳のもれを防ぐパッドです。吸水性があって、肌触りのよいものを選びましょう。

生理用ナプキン

産前のおしるしや、産後の悪露対策には夜用ナプキンが便利です。妊娠中の尿もれ用ライナーもあります。

陣痛グッズ

陣痛の間、ひとりでただ黙々と耐えるのはつらいものです。長い時間を上手に乗り切るためのお助けアイテムを用意しておくと重宝します。テニスボールやストロー付きペットボトル、タオルなどがその代表例です。お守りや家族の写真など、自分なりの安心グッズを持ち込むのもおすすめです。

時計

陣痛の間隔を測ります。文字盤の大きいものを使用しましょう。

ストロー付きペッドボトル

寝たままでも飲み物を摂れるように。

タオル

陣痛時の汗ふきに使います。大小5~6枚は準備をしましょう。

アロマテラピーグッズ

精神をリラックスさせるため効果的です。ただし、病産院の許可が必要です。