妊娠中のお酒(アルコール)
妊娠中のお母さんが、毎日つづけてお酒を飲むと、胎児アルコール症候群になるリスクがあります。ただ、たまに少し飲む程度なら心配いりません。
胎児アルコール症候群
妊娠中のママが、毎日続けてお酒を飲むと、胎児アルコール症候群といって、アルコールが脳細胞や中枢神経系に影響を与え、発育障害や知能障害などが見られという説もあります。また、お酒を飲む習慣のあるママは、胎児がアルコールの影響を受けて、流産や早産になりやすいともいわれます。
胎児アルコール症候群については、アルコール中毒患者の多い諸外国では大きな問題になっています。
飲酒は、胎児への悪影響にならない程度に
お酒の場合は、アルコール依存症でなければ我慢できます。胎児への悪影響にならない程度の飲酒であればあまり神経質にならなくても大丈夫です。いくら心配ないとはいえ、習慣化してしまわないように注意しましょう。たまに、夫に付き合ってビールをコップ1杯飲む程度にしておく方がいいでしょう。
妊娠中のお酒との付き合い方
●毎晩、大量のアルコールを飲むのはタブー。
●たまに、夫に付き合って少し飲む程度なら大丈夫。
●アルコールにあまり神経質にならないように。
出産後も禁酒を
ママがアルコールを摂取すると、30分から1時間後には、母乳中にアルコールが含まれるといわれています。また、アルコールのせいで、母乳中のタンパク質の濃度が薄くなるともあります。出産後も引き続き、アルコールは控えましょう。