妊娠1ヶ月(0~3週)
妊娠超初期
妊娠0過0日は最終月経の開始日
妊娠1ヶ月は受精と着床の時期になります。妊娠0過0日に当たるのは、最終月経の開始日です。つまり、妊娠0過は月経中ということになります。
月経が終わると、ママの体の中では、卵巣で卵子が育ち始め、子宮内膜が徐々に厚くなり、妊娠が可能な環境になります。排卵が起こるのは、月経28日周期の人で最終月経開始日から14日目頃になります。この前後に性交渉し、パパの精子がママの卵管で卵子と出会い、受精すると受精卵の誕生です。
その後、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動します。そして、受精から約1週間後、妊娠3週頃に、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。
月経が終わると、ママの体の中では、卵巣で卵子が育ち始め、子宮内膜が徐々に厚くなり、妊娠が可能な環境になります。排卵が起こるのは、月経28日周期の人で最終月経開始日から14日目頃になります。この前後に性交渉し、パパの精子がママの卵管で卵子と出会い、受精すると受精卵の誕生です。
その後、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動します。そして、受精から約1週間後、妊娠3週頃に、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。
妊娠への環境づくりが進む時期
受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立しても、妊娠1カ月のママにはまだはっきりした妊娠の自覚はありません。
しかし、体の中では赤ちゃんを育てるための環境づくりが急ピッチで進んでいます。その1つがホルモン環境の変化です。妊娠の継続のため、女性ホルモン(黄体ホルモンや卵胞ホルモン)など、さまざまなホルモンの分泌が増加します。もう一つは子宮内膜の変化です。着床した受精卵の外側には絨毛という細かい根のような組織が作られます。この絨毛は子宮内膜に食い込むように根を張り、ママの体から栄養を吸収するようになります。一方、子宮内膜も妊娠が継続できるように変化し、絨毛と一緒に円盤状の組織を形成します。これが妊娠4カ月頃に胎盤になります。
しかし、体の中では赤ちゃんを育てるための環境づくりが急ピッチで進んでいます。その1つがホルモン環境の変化です。妊娠の継続のため、女性ホルモン(黄体ホルモンや卵胞ホルモン)など、さまざまなホルモンの分泌が増加します。もう一つは子宮内膜の変化です。着床した受精卵の外側には絨毛という細かい根のような組織が作られます。この絨毛は子宮内膜に食い込むように根を張り、ママの体から栄養を吸収するようになります。一方、子宮内膜も妊娠が継続できるように変化し、絨毛と一緒に円盤状の組織を形成します。これが妊娠4カ月頃に胎盤になります。
妊娠の兆候はいろいろ
イライラする | いつも眠い | 肌が荒れる | おりものが増える |
妊娠を継続するためにホルモン環境が妊娠前とは大きく変わります。その影響でイライラしやすくなります。 | 眠くてたまらなかったり、だるいのもサインの一つです。基礎体温の高温相が続くため、熟っぼく感じる人もいます。 | 乾燥やかゆみといった、肌のトラブルを感じる人もいます。これもホルモン環境の変化の影響です。 | 新陳代謝が盛んになるため、乳白色で少し粘りのあるおりものが増えます。においはあまり強くありません。 |
月経が止まる | 吐き気やむかつき | 便秘がちになる | 胸の変化 |
妊娠すると、月経が止まります。規則正しい周期の人なら、7~10日遅れると妊娠の可能性があります。 | 空腹時や朝の起き抜けに吐き気やむかつきを感じることがあります。食べ物の好みが変わることも。 | ホルモン環境の変化が腸の動きに影響することから、便秘がちになったり、便秘がひどくなる人もいます。 | ホルモンが乳腺を刺激して、胸に変化します。胸に張りを感じたり、乳首がチクチクすることがあります。 |
受精卵は細胞分裂し着床する
赤ちゃんの最初の姿、受精卵が卵管でできあがるのは、月経が28日周期のママで妊娠2週目頃です。まず受精卵は、卵管の蠕動運動に乗って子宮までの旅を始めます。
受精卵が子宮までたどり着くのは、受精から約3日後になります。その間、受精卵は細胞分裂を繰り返します。分裂の様子はとてもスピーディで、受精したばかりの頃、たった1個だった細胞は2個から4個、4個から8個と細胞分裂を繰り返し、子宮に到着する頃には「桑実胚」と呼ばれる桑の実のような形にまで変化します。
さらに桑実胚が胞胚に変化すると、ようやく子宮内膜に入ることが可能な状態になり、いよいよ着床ということになります。妊娠1カ月の問に受精卵は劇的に変化しますが、非常に小さいため、超音波検査で確認することはまだできません。
中枢神経や心臓ができている
妊娠3週末になると、受精卵はタツノオトシゴのような形にまで変化します。この頃にはすでに将来、脳や脊髄に分かれて発達していく中枢神経や心臓、肝臓など、生命に深く関わる器官の元になる組織がほとんどできあがっています。
流産の可能性も高い時期
妊娠1~2ヶ月は流産の可能性が高い時期です。まず受精卵が子宮に着くまでの間、細胞分裂が十分に行われないと、着床できません。その後も胎児の心拍が超音波検査で確認できる頃まで心配は続きます。