妊娠初期(1ヶ月~4ヶ月)
妊娠生活が始まると同時に徐々に体調も変わってきます。
赤ちゃんを育む仕組みが整い始めている
妊娠初期のママと赤ちゃんの変化
月数 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
3ヶ月 | 4ヶ月 |
ママの体の変化 |
着床と同時にホルモンバランスが変化します。子宮内膜に絨毛という組織が作られ、赤ちゃんに栄養を与える準備が始まります。 | 月経の遅れから妊娠を自覚する時期です。つわりが始まる人もいます。超音波検査で赤ちゃんを確認できるようになります。 |
子宮が握りこぶしほどの大きさになります。つわりがピークになるでしょう。新陳代謝が活発になり、汗やおりものが増えます。 |
子宮が幼児の頭ほどの大きさになり、おなかが膨らみ始めます。胎盤が完成し、流産の心配がほとんどなくなります。 |
赤ちゃんの変化 |
着床によって妊娠が成立し、細胞分裂を繰り返している状態です。平らで小さい「胎芽」という状態です。 | 腕や足が形作られだし、心臓の鼓動も始まり、急激に成長します。このころまでを胎児の原型である「胎芽と呼んでいます。 |
頭、足、胴体が区別され「胎芽」から「胎児」と呼ばれるようになります。内臓の器官の原型ができ上がります。 |
へその緒を通じ、胎盤から栄養を受け取れるようになり、老廃物や二酸化炭素をママの体に戻します。手足の筋肉が発達し、動き始めます。 |
⑦血液の循環が始まります。 命性別がはっきりしてきます。 鳴9週ごろ、手足の区別がつき始めま す。 |
妊娠初期は流産しやすいと聞くし、頭の中は不安だらけです。何をするにもつい臆病になってしまいがちだと思います。しかし、それほど神経質にならなくても大丈夫です。ほんのちょっとした心がけを守っていれば、ふだん通りの日常生活が送れます。
日常生活での注意点
体調を少しでもよく保つために
つわりでも「こうすればラク」という自分なりの解決法が見つかる全然違います。外出先でトイレの場所を知っているだけでも安心です。
マメに休憩を!
長く同じ姿勢でいると、気分が悪くなったり腰痛の原因になります。1時間に1回は体を動かしましょう。特にデスクワークやテレビを見るときに注意します。
人込みは避ける
人込みのよどんだ空気の中にいると気分が悪くなることもあります。ラッシュ時間帯の電車やバーゲン期間中のデパートは避けましょう。
赤ちゃんを守るために
おなかに負担をかけない、バランスを崩しやすい姿勢はとらないなど、万一を考えた行動をとりましょう。ママがリラックスしていると赤ちゃんもご機嫌です。
荷物は少なく!
重い荷物はおなかに負担が。スーパーの買い物はマメに少量ずつがおすすめです。
パパと仲良く!
ママが幸せ気分なら赤ちゃんにたっぷり酸素と栄養が送られます。ケンカは控えましょう。
高いところのものは人に頼む!
よく使うものは低い位置に収納しておきましょう。
イライラを鎮めるために
早めに寝る!
心の安定に睡眠は大切です。イライラする日は早めに寝て、翌朝すっきり目覚めましょう。
ぬるま湯に入浴
38度くらいのぬるま湯に胸から下をつけてゆったり入浴。気分がほぐれます。
友人と会話
外出がおっくうなら電話やメールでも。愚痴や不安を吐き出すと気分スッキリします。