妊娠初期から出産までの流れやトラブル

妊娠初期の食事


妊娠初期の一番の特徴はつわりです。この頃の食事は、つわり対策を優先して、食べられるものを、少しづつでも食べるように心掛けましょう。

妊娠初期の食事の注意点

空腹を避ける

クッキーやクラッカーはおすすめ!
好きだったものが、ある日突然見るのもイヤになる、というようなことでつわりに気づくことも少なくありません。多いのがおなかがすくと気持ち悪くなるという症状です。解決法としては、胃をからっぽにしないよう、何回にも分けて食べることです。外出のときは、バッグにクッキーとかクラッカーを入れておく、朝も食事の支度前にバナナを1本を食べる、というようにするのもいい方法です。

酸味は食欲増進に効果的

つわりのときは、酸っぱいものが好きになる、とよくいいますが、これは人によって違うようです。ただ、酸味のものは食欲のないときには食欲増進作用になるので試してみるのもおすすめです。きゅうりや、うどなどの酢の物もいいですし、焼き魚、肉のソテーなどにはレモン汁をかけるなどすると食欲増進になります。サラダにもレモン汁をたっぷりかければ、ビタミンCの補給にもなるのでおすすめです。梅干しは塩分が強いので食べ過ぎに注意してください。

つわりのときは十分な水分補給を!

嘔吐がひどいつわりの場合、水分不足にならないよう注意しましょう。水分が少ないと脱水症状になり、つわりの症状を重くします。しかし、ジュースなどを大量にとるのは禁物です。番茶やウーロン茶、スポーツ飲料など、甘みの少ないものが理想的です。果物も糖分がかなりあるので、食べ過ぎないようにしましょう。

食欲がないとき

食欲がないとき無理に食べる必要はありませんが、だからといって、お菓子や果物ばかりというのは問題です。料理を作るのが嫌だったら、さしみ、冷やっこ、サラダなど火を使わなくても食べられ、しかも低カロリーのメニューにするのもいいでしょう。食べられる範囲で、栄養のバランスは心がけるようにしましょう。

つわりのない人は食べ過ぎに注意!

つわりのない人の場合、食べ過ぎには注意しましょう。赤ちゃんと2人分食べなくては、と思うかもしれませんが、この時期はまだ赤ちやんの分の栄養は考える必要がありません。ふだんと同じょうな食生活で十分です。しかし、ふだんの食生活が偏りがちな人は、この機会に規則的で栄養のバランスのとれた食事をするように替えていきましょう。

栄養バランスを考える

栄養バランスを考える
まだ栄養のことは考えなくても大丈夫とはいえ、ふだんの食事を見直すことは大切です。栄養のバランスがとれた食事とは、一食の中に炭水化物(ご飯やパン、めん類など)、たんぱく貿(肉、魚、卵、豆腐など)、脂質、ビタミン類(野菜、海草など)の4つの種類が含まれていることが基本です。
これが1日の3食分会わせて、まんべんなく含まれていれば大丈夫です。同じ野菜でも、ほうれん草や小松菜などのような緑の野菜、かぼちゃ、にんじんなどの黄色の野菜と両方が入っているようにします。

つわりには気分転換も必要

つわりには気分転換も必要
気分が悪いと、ついテレビを観ながらごろごろ、ということになりかねません。しかし、つわりには気分転換も必要です。妊娠初期は激しい運動は無理ですが、散歩なら大丈夫です。軽いお弁当をつくって公園などにいくのもおすすめです。意外と食欲も増すかもしれません。お弁当は簡単なおむすびと卵焼き、きんぴらごぼうなどでも十分でしょう。お友だちやパパといけば、更に楽しいことでしょう。