妊娠後期(8ヶ月~10ヶ月以降)
おなかが大きくなり不快な症状も出てきます。しかし出産まであと少です!
出産までの残り時間はゆったりとリラックス
妊娠後期のママと赤ちゃんの変化
月数 | 8ヶ月 | 9ヶ月 |
10ヶ月 |
ママの体の変化 |
子宮がへそとみぞおちの間くらいまで上がるので、おなかはますますせり出してきます。手足がむくみやすく、おなかが張る回数も増えます。特にひどいようなら医師に相談をしましょう。 | 子宮がみぞおちくらいにまで達するため、胃が押し上げられて、つわり時のような胃のむかつきを感じる人も。動悸や息切れといった症状は、心臆や肺が子宮に圧迫されるからです。 |
みぞおちまで上がった子宮がだんだん下がってきます。胃や心臓への圧迫が減り、胃もスッキリ。食欲が増すのもこの時期です。逆に膀胱が圧迫され、頻尿、尿漏れなどの症状もあります。 |
赤ちゃんの変化 |
内臓器官や脳などの中枢神経の機能も充実してきます。逆子の場合でも、動きが活発なため、自分で回転して頭位になることがほとんどです。 | 皮下脂肪が増えて、体がふっくらし、今まで透けていた肌は、弾力のあるピンク色に変わってきます。外見的には新生児とほとんど変わりません。 |
一般的に、頭を下にした頭位という姿勢で骨盤内に固定され、胎動は滅少します。もう、いつ生まれても心配ないところまで成長しています。 |
⑦血液の循環が始まります。 命性別がはっきりしてきます。 鳴9週ごろ、手足の区別がつき始めま す。 |
中期の解放感もそろそろおしまいです。出産へ向けて体が変化し始めるので、切迫早産など思わぬトラブルも起こりえます。また、おなかもぐっと大きくなり体重も増えて、身動きがしづらいかも。無理は禁物です。おなかにやさしい生活術を身につけましょう。
家事を楽にするアイデア
買い物
時間をかけて品定めしたり、重い荷物を持ち歩くのは避けたいところです。買い物を楽に済ませる工夫をしましょう。日用品を買うスーパーが遠方なら、宅配をたのむ方法もあります。
①リストを作って時間を節約
あらかじめ必要なもののリストをメモしてから出かければ、スーパーであれこれ迷わず短時間で買い物が終わります。
②カートやリュックを利用
スーパーまでが遠いなら、手に重い荷物を持たなくて済むようショッピングカートやリュックを利用しましょう。
③宅配をたのむ
宅配サービスを利用して、食料品や日用品などを共同購入してみるのも手です。買い物時間が短縮できます。
料理
料理は立ち仕事です。大きなおなかがつかえたり、立ちっぱなしで疲れたり。体がつらいときには無理をしないで、仕事帰りのパパにお惣菜やお弁当を買ってきてもらいましょう。
①キッチンでは斜めに立つ
皿洗いや食材を切ったりするときは、キッチン台に対して体を斜めにかまえ、おなかがつかえない工夫をします。
②下ごしらえはいすに座って行う
野菜の皮をむくなど下ごしらえに時間がかかるときは、いすに座って作業を。高いスツ
ールがあると便利です。
③まとめて2~3日分を作る
煮物やカレーなどは一度にたくさん作ると2~3日食べられます。ハンバーグなど冷凍できる料理も同様です。
掃除
しゃがむ、立ち上がるなどの動きが多い掃除。市販の掃除グッズをフル活用し、体への負担を軽くしましょう。毎日まめに掃除していれば、力んで掃除しなくても汚れは落ちます。
①トイレのたびにシートでふく
トイレのたびに掃除用シートで周囲を軽くふき取ります。便器の内側はトイレ用洗剤で浸けおきすればOKです。
②お風呂掃除は浸けおき作戦で!
残り湯に洗剤をう昆ぜ、5~10分放置します。お湯を落としてシャワーで洗い流すだけである程度湯垢が落ちます。
③ふき掃除グッズを使用
掃除機は重くて出し入れも大変です。不織布などを使った床ふき掃除グッズなら軽いですしホコリもしっかりと落ちます。