妊娠初期から出産までの流れやトラブル

妊娠中の食生活の一覧表


おなかの赤ちゃんがすくすくと成長するためには、過不足なく栄養をとることが重要です。ママと赤ちゃんのからだの変化に合わせて食生活のポイントをチェックしてみましょう。

妊娠中の栄養と食生活

ママが食べた物が赤ちゃんを育てる

妊娠中の栄養と食生活
おなかの赤ちゃんは、ママのからだから必要な栄養分を吸収して成します。また安産に向けて母体を健康に保つためにも、毎日の食事で必要な栄養をしっかりとることが大切です。出産までの1ヶ月間で、ママのからだは刻々と変化していきます。つわりその他のさまざまな症状もあらわれてくるかもしれません。妊娠に伴うトラブルや病気を予防して、穏やかな気持ちで過ごすには、その時期に必な栄養が不足したり、かたよったりしないような「食べ方」が重要です。それには栄養バランスのよい食事を、1日3食おいしくいただきたいものです。ママが食べた物が赤ちゃんを育てるのだということを考えて、楽しいマタニティライフを過ごしましょう。

食生活の一覧表

月数 1&2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月  6ヶ月 7ヶ月  8ヶ月 9ヶ月  10ヶ月
妊娠の段階 妊娠初期 妊娠中期  妊娠後期
栄養と食生活のヒント① 赤ちゃんの血液や筋肉などをつくり、発育を促す良質たんばく質はたっぷりとりましょう。肉・魚類、卵、牛乳、乳製品などの動物性たんばく質には、アミノ酸という大切な成分が豊富に含まれています。毎日欠かさず献立にとりいれるように心がけましょう。
 つわりがなくなると同時に食欲が出てくる時期です。妊娠中に太りすぎると、妊娠中毒症の原因になることもあります。糖分や油分はひかえて、高たんぱく、低カロリーのメニューを。おやつもカロリーオーバーにつながる甘いお菓子やスナックはひかえましょう。 妊娠中は貧血の症状も出やすくなります。母体の貧血は出生後の赤ちゃんの発育にも悪影響があるため、鉄分不足には十分気をつけてください。レバー、ほうれん草、ひじき、大豆製品、貝類など鉄分が多く含まれる食品を積極的に献立にとり入れるようにしましょう。
ヒント② つわりを軽くする働きがあるビタミン短は、レバー、さばやいわしなどの青魚、胚芽米、緑黄色野菜などに多く含まれています。ビタミンEは流産の予防に欠かせません。卵、大豆製品、ブロッコリー、ほうれん草、ナッツ類はビタミンEが豊富な食品です。
赤ちゃんの骨や歯をつくるのに欠かせないカルシウムは、妊娠前の約2倍くらいとるつもりで積極的にとるようにしましょう。吸収率の高い牛乳や乳製品は毎日欠かさずとりましょう。煮干しやじゃこ、しらす干しなど小魚類も積極的に食べるよう工夫してください。
大きくなった子宮で胃が押し上げられて、一度に食べられる量が少なくなったり、胃がもたれたりすることがあります。そこで食事の回教を増やして、1日の必要量を少しずつ分けて食べるようにします。とはいえ、必要以上の量を食べて太りすぎないよう注意。
ヒント③ 妊娠すると子宮が大きくなって腸が圧迫されたり、ホルモンの影響で便秘になりがちになってしまいます。食物繊維の多い緑黄色野菜や根菜、豆類、海草をたっぷり食べるように心掛けてください。適度な運動と、規則正しい俳便の習慣をつけることも便秘予防には大切です。
妊娠中の塩分のとりすぎはむくみや妊娠中毒症を引き起す原因になってしまいます。1日の塩分は10g以下におさえましょう。調味に使う塩分をひかえるだけでなく、加工食品や何気なく口に入れるスナック菓子にも塩分がかなり含まれていることは忘れないようにして下さい。
出産に備えてママのからだを健康に保つには、栄養バランスのよい食事を。出産後、赤ちゃんの栄養源になる母乳のためにも、良質たんばく質の豊富な肉・魚介類、卵、大豆製品、乳製品、さらにビタミン、ミネラルを多く含む野菜や果物をしっかり食べましょう。

 

⑦血液の循環が始まります。 

命性別がはっきりしてきます。

9週ごろ、手足の区別がつき始めま

す。

率心拍がよりはっきりしてきます。