妊娠7週（赤ちゃん・症状）

吐き気やおう吐だけでなく、さまざまな症状が現れてきます。たとえば、軽いうつ状態になったり、意味もなく不機嫌になったりします。また、肌が乾燥してかゆくなる、あるいは吹き出物ができるといった皮膚トラブルが起こることもあります。
こういった症状は、ホルモンや神経伝達物質の分泌が妊娠によって変化すること、または脂分の分泌増加が原因です。
この時期は健康管理だけでなく、仕事や家事の際のつわり対策も必要になり、ストレスがたまるママも出てくるでしょう。だからこそ、大切なこの時期を、無理せず、口に入れられる食べ物と水分をとるようにして過ごしましょう。

この時期も、赤ちゃんの急成長が続いています。この急成長は、1分間に1億個以上の細胞ができているといわれるほどです。赤ちゃんはまだ10mm前後の大きさですが、脳では筋肉の動きをつかさどる小脳が発達を始め、手足も徐々に形を成してきて、肘関節も現れます。7週で腕の形成に重要な時期が終わります。頭部ではまぶたや眼球が作られ始め、体の部分では心臓、肺、そのほかの内臓や器官に分かれていきます。このとき頭と体の大きさは同じくらいです。週末に近づくにつれて、「C」の字形だった体も、首やお尻が伸びてきます。そして赤ちゃんの腎臓が尿を作り始めます。